はじめに|旅は「計画」で9割決まる?
「旅は計画しているときが一番楽しい」
そう感じたことはありませんか?
私たち夫婦はこれまでたくさんの国や街を旅してきましたが、
そのたびに感じるのは「しっかりプランを立てておいてよかった」ということ。
もちろん、予定通りにいかないことも旅の魅力のひとつ。
でも、事前に情報を整理しておくことで、
現地で迷わず行動できたり、空き時間を有効に使えたり、
結果的に“思い出に残る旅”になっていることが多いのです。
この記事では、私たちがいつもやっている旅のプランニングの流れを
実体験ベースで、ステップごとにわかりやすく紹介していきます。
「旅行って何から考えたらいいか分からない…」
「行きたいところが多すぎて、旅程がぐちゃぐちゃになる…」
そんな方にも役立つ、ちょっとしたヒントが見つかるはずです。
「旅行ってもっと気軽に計画できるんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
【旅の準備も楽しもう】“行ってよかった”を叶える5つのステップ
ステップ1|まずは“行きたい”を大切に。
旅の計画は、やっぱり「どこへ行くか」からスタート。
私たちが行き先を決めるときは、実はとてもシンプルです。
それは、「なんか気になる」「いつか行ってみたい」
そんな気持ちを拾っていくこと。
SNSで見かけた絶景、友人の話、旅番組や映画の舞台…。
旅先の候補は、ふとした瞬間に生まれます。
まずは、“ときめいた場所”をリスト化しておくのがおすすめです。
例えば私たち夫婦の場合:
昔テレビで見た“オレンジ屋根の街” → クロアチア・ドゥブロヴニク
美味しい空気と絶景に癒されたい → スイス・ツェルマット
広大な自然を体感したい → グランドキャニオン
「理由はあとから」で大丈夫。
最初は“なんとなく”の気持ちを大切にしてみてください。
💡ちょっとしたポイント
- Googleマップに気になる場所を保存しておく
- PinterestやInstagramで「旅」「海外旅行」で検索
- 気になった国のガイドブックを本屋さんでのぞいてみる
✈️一生に一度は行きたい!実体験から選ぶ絶景おすすめ3選
ステップ2|日程と移動手段をざっくり把握する
行き先が決まったら、次は“現実的に行けるかどうか”を考えるステップへ。
ここで重要なのが「日数」と「アクセス手段」。
行き先によっては、移動だけで1日かかることもありますよね。
限られた日数でも充実した旅にするために、ざっくりと全体像を掴むのがポイントです。
例えば:
1週間でアメリカ西部の絶景を見る → ロサンゼルス観光〜ラスベガス観光
10日間でヨーロッパを楽しむ → フランスIN〜鉄道移動で周遊〜ドイツOUT
この段階ではまだ「ざっくり」でOK!
**どこに何日使うか?どうやって移動するか?**が見えてくると、旅の骨組みができてきます。
💡チェックすべきポイント
- 直行便があるかどうか(時間・料金)
- その季節の天候や混雑状況
- 国内での移動手段(鉄道、レンタカー、バスなど)
ステップ3|やりたいこと・行きたい場所をピックアップする
大まかな日程が見えてきたら、次は「何をしたいか・どこに行きたいか」を具体的に考えるステップ。
旅の満足度は、実はここで決まると言ってもいいかもしれません。
私たちが意識しているのは、「絶対に外せないこと」と「時間があればやりたいこと」を分けてリストアップすること。
そうすることで、計画に優先順位がつきやすくなり、旅先での迷いや後悔も減ります。
例えば:
【絶対やりたい】エッフェル塔を眺めながらクロワッサンを食べる
【時間があれば】セーヌ川クルーズ
SNSやYouTube、ブログでリアルな旅行者の体験談やレビューをチェックするのも効果的!
「インスタで見たこのカフェ行きたい!」なんて直感も、案外いいヒントになります。
💡ピックアップのコツ
- まずはマップアプリで“行きたい場所”にピンを立てていく
- それを日ごとにざっくり分ける(例:初日は〇〇エリア、2日目は□□エリア)
- 写真映えスポット・グルメ・マーケットなど、ジャンル別でバランスよく組む
ステップ4|日ごとのスケジュールに落とし込む
やりたいこと・行きたい場所のリストができたら、次はそれらを日ごとのスケジュールに分けていく作業です。
このステップで重要なのは、「予定を詰めすぎない」こと。
私たちは過去に予定を入れすぎて、せっかくの景色やカフェタイムをゆっくり楽しめなかった経験があります…。
それ以来、ある程度のゆとりをもって組むようにしています。
地図アプリで「位置関係」や「移動時間」をチェックするのも忘れずに!
例)
• 午前:ビバリーヒルズ周辺をのんびり散策
• 昼:地元の人気レストランでランチ
• 午後:ハリウッド周辺やグリフィス天文台観光
• 夜:ドジャースタジアムでメジャーリーグ観戦
予定をカチカチにするのではなく、「この流れなら無理なく回れそう」という感覚を大事に。
「もし疲れてたらここは飛ばしてOK」みたいなサブプランもあると安心です。
💡スケジュールを組むときのヒント
- Googleマップでルート検索して、移動時間をチェック
- 「午前は街歩き/午後はカフェやミュージアム」などでゆるく分ける
- 天候や体力を考慮して“ゆとりのある日”を1日は作ると安心

▲実際にロサンゼルス旅行の際に私たちが作った旅のしおり
事前にGoogle mapでルートを決めておき、大体の周る順番で記載しておくことで整理できる
ステップ5|予約や手配を進める
旅程が大まかに決まったら、いよいよ各種予約やチケットの手配へ。
私たちは、次の3つを優先して予約しています:
✅ 宿泊先
まず最初に押さえるのはホテルや宿泊施設。
観光の拠点となる場所や移動の便を考えて選ぶと、旅全体がぐっと楽になります。
人気エリアや繁忙期は早めの予約が吉!
🔍 ヒント:
Booking.comやAgodaなど、安くなるセールのタイミングで予約するとお得!
キャンセル可能なプランを選んでおくと予定変更にも柔軟に対応できます◎
✅ 現地での交通手段
鉄道やバスなどの長距離移動がある場合は、事前に時刻表をチェックして予約しておくのがおすすめ。
特にヨーロッパは列車旅が便利なので、レイルパスや区間チケットの手配も忘れずに!
✅ 人気スポットのチケットやレストラン
美術館や展望台などの人気観光施設は、当日券が完売することも。
事前予約やオンラインチケットがあるなら、できる限り先に押さえておくと安心です。
レストランも行きたいお店が決まっていれば、事前予約しておくとスムーズ。
💡予約に便利なツール例
- Agoda(私たちはAgodaでホテル予約することが多いです)
- Omio(ヨーロッパの鉄道やバス、フェリーが簡単に検索できるアプリ)
- Googleでフライト検索して、どのサイトで予約すると安いか確認するのがオススメ
まとめ|“正解のない旅程づくり”を楽しもう!
旅の計画って、つい「完璧にしなくちゃ」と思いがちですが、
実は“正解”なんてありません。
私たちも毎回、試行錯誤しながら計画を立てていますが、
一番大切にしているのは「自分たちらしい旅」であること。
✔︎ 行きたい場所をベースに組んでみる
✔︎ 詰め込みすぎず、余白の時間も楽しむ
✔︎ 無理せず、でもちょっと冒険する気持ちも忘れない
そんなバランスで旅程を作っていくと、
“計画する時間”も旅の一部として楽しめるようになります。
この記事が、「どこに行こう?」から「こうやって決めていこう!」へと
一歩踏み出すきっかけになればうれしいです。
そして、あなたの旅が心から「行ってよかった」と思えるものになりますように。

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