📷カメラと歩いた、癒しのヨーロッパ7都市ご紹介
「せっかくヨーロッパに行くなら、写真映えする絶景も、心がほっとする癒しの時間も、どっちも楽しみたい。」
そんな旅の理想を叶えてくれる、とっておきの場所を、私たち夫婦の実体験をもとにピックアップしました。
今回ご紹介するのは、どこを切り取っても絵になるような風景に出会えたり、ゆったりとした時間の流れる町でリラックスできたりする、“写真映え × 癒し”のヨーロッパ都市7選。
✓ 観光だけじゃなく、街の雰囲気も楽しみたい
✓ 写真に残したくなるような風景に出会いたい
✓ ゆっくり過ごせるスポットが知りたい
そんな方にぴったりの旅先を、私たちのおすすめコメント付きでご紹介します。
あなたの「次の旅のヒント」や「いつか行きたいリスト」に、そっと加えてもらえたらうれしいです。
【1】ドゥブロヴニク / クロアチア🇭🇷
まるで映画の世界。オレンジ屋根が広がる“アドリア海の真珠”
📸 ここが写真映え!
ドゥブロヴニク旧市街を一望できる「城壁ウォーク」は外せません。オレンジ色の屋根とアドリア海のブルーが織りなす絶景は、まるで映画のワンシーン。旧市街の路地裏や、夜ライトアップされた街も絵になります。さらに「ロヴリイェナツ要塞」や、ケーブルカーで登るスルジ山からのパノラマもぜひ。
映画『魔女の宅急便』やドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の舞台としても知られています。
🌿 ここが癒しポイント
旧市街は車が入れないため、とても静かでのんびりとした雰囲気。
細い石畳の路地を歩いたり、港で波の音を聞いたりするだけで心がリセットされるよう。
時間がゆっくり流れる、そんな感覚が味わえる場所です。
📝 おすすめの楽しみ方
街全体が世界遺産というスケールの中で、「なにもせず、ただ歩く贅沢」を味わってほしい場所です。朝の観光客が少ない時間に旧市街を散策し、昼は城壁ウォーク、夕方はカフェやレストランでゆっくりと過ごすのがおすすめ。時間があれば、近くのロクルム島へ足を伸ばすのも◎

【2】モン・サン・ミシェル / フランス🇫🇷
幻想的な孤島修道院。干潮と満潮で表情が変わる絶景スポット
📸 ここが写真映え!
モン・サン・ミシェルといえば、やはり海に浮かぶように見える修道院の全景。満潮時には島全体が海に囲まれて「海に浮かぶ城」となり、干潮時には干潟の上に現れる姿が神秘的。
堤防の途中から見える全景ショットや、夕暮れ時にライトアップされる姿はまさに絶景。修道院内部のステンドグラスや中世の回廊もフォトジェニックで、歴史の深みを感じられます。
🌿 ここが癒しポイント
修道院の静謐な空気と、干潟に広がる壮大な自然のコントラストが、心をゆるめてくれます。
特におすすめなのは早朝や夜の静かな時間帯。観光客の少ない時間に潮風を感じながら島内を歩いていると、まるで中世の物語の中に迷い込んだかのよう。
島の周囲にはウグイスのさえずりが聞こえる散歩道もあり、自然との一体感も感じられる特別な体験になります。
📝 おすすめの楽しみ方
モン・サン・ミシェルに行くなら、ぜひ1泊するのが断然おすすめ!
日帰りだと日中の混雑に巻き込まれますが、島内や対岸のホテルに泊まれば、観光客が少なくなる朝夕の神秘的な時間を満喫できます。
干潮時には干潟を歩く「干潟ツアー」もあり、潮の満ち引きによる地形の変化や、自然のパワーを感じられる貴重な体験ができます。

【3】アルベロベッロ / イタリア🇮🇹
とんがり屋根の白い家々。童話のような世界に迷い込む街
📸 ここが写真映え!
アルベロベッロといえば、なんといっても「トゥルッリ」と呼ばれるとんがり屋根の石造りの家並み。
白い壁と灰色の屋根がずらりと並ぶ旧市街は、まるで絵本の中の村のよう。
特に観光エリア「リオーネモンティ地区」では、坂道に沿って連なるトゥルッリの風景が圧巻。上から見下ろすパノラマや、小さな扉の前でのポートレートも絵になります。
夜にはライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気に包まれます。
🌿 ここが癒しポイント
この町の魅力は、そののんびりとした空気感。
観光地とはいえ、どこか素朴で素直な人々の暮らしが感じられ、歩くだけで心が落ち着いていきます。
特に午前中の静かな時間や、夕方の光が柔らかくなる頃がおすすめ。
カフェで地元のスイーツ「パスティッチョット」を頬張りながら、のんびり通りを眺めて過ごす時間は最高の癒しです。
📝 おすすめの楽しみ方
1泊してゆっくり町を歩くのがベスト。
なんとこのトゥルッリには実際に泊まることができ、
“本物のとんがり屋根の家で過ごす夜”という特別な体験が叶います。
また、アルベロベッロはプーリア州の郷土料理も魅力のひとつ。
素朴ながら味わい深い「オレキエッテ(耳たぶ型のパスタ)」や、新鮮な野菜料理をぜひ地元のレストランで味わってみてください。

【4】ツェルマット / スイス🇨🇭
マッターホルンを望む、アルプスの麓の絶景と癒しの村
📸 ここが写真映え!
ツェルマット最大の魅力は、なんといってもマッターホルンの絶景。
特に人気の撮影スポットは、ゴルナーグラート展望台やスネガ展望台からのパノラマビュー。
鏡のようにマッターホルンを映す「リッフェルゼー(リッフェル湖)」の反射ショットも大人気で、早朝の風のない時間帯が狙い目です。
町中を走る電気自動車や、木造シャレーの建物、かわいらしいベーカリーやカフェもフォトジェニック。
“絵になる風景しかない”と言っても過言ではない町です。
🌿 ここが癒しポイント
ツェルマットには車が入れず、聞こえてくるのは川のせせらぎや教会の鐘の音、登山鉄道の音くらい。
空気が澄んでいて、呼吸するだけでも気持ちいいほど。
特におすすめは、早朝や夕暮れ時に散歩しながらアルプスの山並みを眺めるひととき。
**「自然の雄大さに包まれて、心が洗われる」**そんな感覚を味わえる場所です。
📝 おすすめの楽しみ方
登山鉄道での展望台めぐりはもちろん、ハイキング初心者でも楽しめるコースが多数。
特に**「5つの湖を巡るハイキングコース(5-Seenweg)」**は、絶景好きにはたまらないルート。
体力に自信がなくても、ロープウェイや電車でラクに標高の高い場所までアクセスできるのも魅力です。
また、町には温泉施設やスパもあり、疲れた体をゆっくり癒すのにぴったり。
チーズフォンデュやラクレットなどの郷土料理も絶品で、アルプスの雰囲気に浸りながら食べる時間も特別です。

【5】コッツウォルズ / イギリス🇬🇧
“英国で最も美しい村”と称される、絵本のような風景に出会う旅
📸 ここが写真映え!
コッツウォルズ地方には「バイブリー」「ボートン・オン・ザ・ウォーター」「カッスル・クーム」など、まるで絵本の中に入り込んだような村が点在しています。
特にはちみつ色の石造りの家々と、ゆるやかに流れる川、石橋が織りなす風景は、どこを切り取ってもフォトジェニック。
春から夏にかけては色とりどりの花々が窓辺を彩り、イギリスらしい田園風景とのコントラストも抜群。
派手さはないけれど、優しさと温もりを感じる風景が心に残ります。
🌿 ここが癒しポイント
ロンドンの喧騒とはまったく別世界。
コッツウォルズでは時間がゆっくりと流れていて、散歩するだけでも心が安らぎます。
石造りのティールームでアフタヌーンティーを楽しんだり、地元のマーケットで手作りのジャムやクラフトをのぞいたり。
観光よりも「暮らすように過ごす」ことが似合う場所です。
朝の鳥のさえずり、夕暮れの長く伸びる影、どれもが癒しの時間を与えてくれます。
📝 おすすめの楽しみ方
公共交通機関でもアクセスできますが、レンタカーで小さな村々を自由に巡る旅がおすすめ。
それぞれの村に個性があり、気ままに立ち寄る楽しさがあります。
お気に入りの村で一泊してみるのも素敵です。
B&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)に泊まり、地元の人と少し会話を交わすと、その土地の魅力がさらに深まります。
歩いて回れる規模の村が多いので、1日の予定もゆるやかに組めるのが魅力です。
「観光」よりも「静かな発見」を楽しむ旅にぴったりなエリアです。

【6】バレッタ / マルタ🇲🇹
地中海に浮かぶ小さな首都で、歴史と海の絶景にひたる旅
📸 ここが写真映え!
バレッタは世界遺産に登録されている城塞都市で、石造りの街並みと青い海のコントラストがまさに絶景。
どの通りも絵になる風景ですが、とくにおすすめなのが「アッパー・バラッカ・ガーデン」からの眺め。
グランドハーバーと三つの要塞都市を一望できる絶好の展望スポットで、朝焼けや夕暮れ時は特に美しいです。
また、カラフルなバルコニーが並ぶ通りや、大聖堂の荘厳な内装もフォトジェニック。
歴史の重みを感じながらも、明るく鮮やかな風景が楽しめるのがバレッタの魅力です。
🌿 ここが癒しポイント
バレッタはこぢんまりとした街で歩いて巡れるサイズ。
歴史的建造物が立ち並ぶ石畳の道をのんびり散策するだけでも、心が落ち着きます。
カフェやワインバーのテラス席で海風を感じながらのんびり過ごしたり、港沿いの静かな道を散歩したり。
忙しない観光ではなく、“滞在を味わう”ことができる街です。
マルタ特有の温暖な気候と、どこか素朴な雰囲気が組み合わさって、心も体もリラックスできます。
📝 おすすめの楽しみ方
観光の合間に、マルタ料理と地中海ワインを楽しむランチタイムは外せません。
魚介を使ったパスタや、伝統料理の「ブラジオリ(牛肉の煮込み)」もおすすめです。
時間があれば、対岸のスリーシティーズへフェリーで渡ってみるのも◎
よりローカルで静かな街並みに出会え、旅の幅が広がります。
日中はアクティブに歩き回り、夜はライトアップされた城壁を眺めながらディナー…
“コンパクトだけど深みがある”大人の旅にぴったりな都市です。

【7】ヘルシンキ / フィンランド🇫🇮
北欧デザインと海の街。心も整う静かな時間が流れる場所
📸 ここが写真映え!
ヘルシンキの街並みは、シンプルで洗練された北欧デザインと、自然の美しさが調和する風景が魅力。
中でも白亜の「ヘルシンキ大聖堂」はシンボル的存在。広場から見上げると、その荘厳さと美しさに圧倒されます。
港沿いのマーケット広場や、カラフルな建物が並ぶカタヤノッカ地区もフォトジェニック。
さらに、デザイン好きなら「アラビア製陶所」や「デザイン・ディストリクト」もぜひ訪れたい場所です。
静けさと美しさが共存する街並みは、どこを切り取っても絵になります。
🌿 ここが癒しポイント
ヘルシンキは都市でありながら、自然との距離がとても近い場所。
海辺を歩けば、潮風と波音に心がほぐれ、公園や森では鳥のさえずりに耳を傾けられます。
市内に点在するカフェも、木のぬくもりを感じるインテリアや、心地よい照明に包まれた空間ばかり。
お気に入りの一軒でフィンランド名物「シナモンロール」とコーヒーを味わえば、それだけで癒しの時間です。
また、地元の人の暮らしが穏やかで落ち着いていることも、訪れる人の心をゆったりとさせてくれます。
📝 おすすめの楽しみ方
まずは街をゆっくり歩きながら、港沿いのサウナ「ロウリュ(Löyly)」で北欧式リラックス体験を。
海に面したモダンなサウナは、現地の人々にも人気の癒しスポットです。
デザイン好きなら、「アアルトの建築巡り」や「マリメッコ本店」訪問も楽しみのひとつ。
旅の合間に北欧らしい雑貨をお土産に選ぶのもおすすめ。
さらに、少し足を延ばしてスオメンリンナ(世界遺産の要塞島)へのフェリー旅も心をリセットしてくれる体験です。
ヘルシンキは、**感性と心を整える“静の旅”**にぴったりな場所です。

🧳 まとめ|写真と癒しで巡る、自分らしいヨーロッパ旅を
「映える旅」と「癒される旅」——
一見すると相反するようでいて、実はどちらも心が動く瞬間という意味では同じ。
今回ご紹介した7都市は、どこも私たちが実際に訪れて、「また行きたい」と思える場所ばかりです。
✔︎ 映画のワンシーンのような旧市街や幻想的な景観
✔︎ どこか懐かしくて、心がすっと整うような街並み
✔︎ カメラを構えるのも、ただ座って深呼吸するのも楽しい時間
そんな場所だからこそ、旅の目的が「写真」でも「癒し」でも、自分らしく楽しめるのだと思います。
ヨーロッパには、まだまだ素敵な場所がたくさんあります。
「次はどこに行こう?」と考えるきっかけとして、今回の10選があなたの旅のヒントになればうれしいです。
そしてその旅が、きっと心に残る「行ってよかった」に変わりますように。
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